「お客さま本位の業務運営に関する基本方針」の取り組み状況について

当社の「お客さま本位の業務運営に関する基本方針」に関して、2023年4月~24年3月の取り組み状況を報告いたします。

方針1「お客さまの最善の利益の追求」

当社の営業の基本である「お客さまのニーズに沿った株式、投資信託を中心とするコンサルティング営業」を更に進化させるために定期的にテクニカル分析や、投資信託等の社内勉強会を開催し、個々の営業員のコンサルティング力の向上を図っております。また、投資対象の多様化として、外国株への取組を強化し米国株・中国株の勉強会を開催しております。職業倫理面での教育にも力をいれ、外部講師を招いての研修も行っております。

方針2「利益相反の適切な管理」

当社は、お客さまの利益が不当に害されることがないよう、取引についてお客さまとの利益相反の可能性を正確に把握するため、月例の売買審査決定会議で利益相反事案の確認を行い、四半期毎に利益相反管理会議を開催し、お客さまとの利益相反関係を精査しております。利益相反が存在する場合には、利益相反管理表に記録し、厳正に管理を行ってまいります。当社には金融業を行う親子関係の会社や関連会社は無く、昨年度において商品の提供を受けている会社からの手数料やキックバック等の受取りはございません。

方針3「手数料等の明確化」

当社は金融商品の提供にあたり、お客さまにご負担いただく手数料やその他の費用についてホームページや交付文書、パンフレットで開示を行っておりますが、それらの商品を提案する営業員にその手数料や費用がどのようなサービスの対価なのかをお客さまに分かりやすく説明するよう指導しております。営業員が指導通りの説明をおこなっているか、モニタリングを実施しております。

方針4「重要な情報の分かりやすい提供」

営業員が提案する金融商品については、
①なぜその商品をお客さまに提案するのかという選定理由
(※複雑な商品をパッケージで販売・推奨することは行っておりません。)
②その商品の基本的な利益・損失やリスク、取引条件といった重要な情報
③利益相反が生じる場合、その内容と取引に与える影響
などを、お客さまの属性等を十分に勘案し、リスクの度合いに配慮を行い、明確で誤解を招かぬよう、お客さまに適した平易かつ誠実な説明を行うよう、また、提案する商品によっては、必要に応じてお客さまの了解を得たうえ、ご家族を交えての説明を行うよう指導しております。
なお、重要情報の説明には、重要情報シートを使用いたしております。
営業員が指導通りの情報提供を行っているか、モニタリングを実施しております。

方針5「お客さまにふさわしいサービスの提供」

当社は、適合性マトリクスを導入し、お客さまの適合性カテゴリーによって提案する商品のリスク等を管理しております。マトリクスに基づきお客さまの資産状況、取引経験、知識、取引目的・ニーズに合った金融商品の提案を適切に行うよう営業員を指導しております。また、継続して当社と取引を行っていただくため、お客さまのお預かり資産を確認したうえ、お客さまに合わせたアフターフォローを行うよう営業員を指導しております。2024年1月に導入された新NISAについても、お客さまのニーズに応じたご案内を開始いたしました。
なお、複雑な商品をパッケージによる販売・推奨すること、及び金融商品の組成には携わっておりません。

方針6「従業員に対する動機づけの枠組み」

当社は、社内・社外の研修やOJT、勉強会等を通じて営業員をお客さまに質の高い金融商品サービスの提供ができるよう教育指導を行っております。お客さまが安心して相談できるような環境を築くことにより、お客さまに信頼され、質の高い金融商品サービスを提供できるよう努めてまいります。
業績評価体系に「お客さまの最善の利益を図るべく努力を重ねているか」、「重要な情報を分かりやすく提供しているか」、「コンプライアンス遵守意識が高いか」といった項目を取り入れております。
当年度より、FDに対する従業員のモチベーションをより高めるべく、コンプライアンスに関する賞与ポイント制を導入しました。また、営業員には相続診断士の資格取得を奨励しております。

共通KPIとして「投資信託の運用損益別顧客比率」、「投資信託の預り残高上位銘柄のコスト・リターン」、「投資信託の預り残高上位銘柄のリスク・リターン」を公表いたします。

以上が「お客さま本位の業務運営に関する基本方針」に関して当社が取り組んできた施策ですが、今後も継続して「お客さまの最善の利益の追求」に資する業務運営に取り組んでまいります。

令和6年3月31日
大万証券株式会社

投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIについて

お客さま本位の良質な金融商品・サービスを提供する金融事業者をお客さまが選ぶ上で比較することのできる統一的な指標に基づき、以下の指標について公表いたします。

★ 運用損益別顧客比率
★ 投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン/リスク・リターン
  上記について、2021年3月末、2022年3月末、2023年3月末の3か年分

大万証券は、お客さまに質の高い金融商品を提供すること、お客さまの投資判断に必要な情報・サービスを提供すること、お客さまの投資行動を適切にサポートすることにより、「お客さまに真に喜んでいただける証券会社」を目指し更なるサービスの向上を図ってまいります。

運用損益別顧客比率

運用損益別顧客比率

(注1)
基準日時点で投資信託を保有しているお客さまを対象とし、投資信託のトータルリターンを基準日時点の評価額で除して算出しております。
(注2)
ETF、上場REIT、公社債投信、外貨建て投信を除きます。

投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン/リスク・リターン

★投資信託預り残高上位20銘柄の一覧2021年03月末時点
No 銘柄名 コスト(%) リスク(%) リターン(%)
1 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 2.26 19.38 -1.18
2 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(健次) 3.08 15.93 8.55
3 eMAXIS日経225インデックス 0.44 16.58 13.42
4 米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジあり(エネルギー・ラッシュ) 2.77 39.44 -0.25
5 MHAM新興成長株オープン(J-フロンティア) 2.53 21.99 20.32
6 次世代米国代表株ファンド(メジャー・リーダー) 2.26 17.14 13.65
7 トレンド・アロケーション・オープン 1.62 7.25 -1.33
8 eMAXIS TOPIXインデックス 0.44 15.20 -9.72
9 米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし(エネルギー・ラッシュ) 2.77 40.03 0.56

設定後5年以上経過している投資信託※の残高上位20銘柄を対象とします。(当社においては、2021年3月末時点で9銘柄が対象となります。)
※ETF、上場REIT、公社債投信、外貨建て投信は除きます。

  • 投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン

    残高加重平均値 コスト(%) リターン(%)
    2.25 -0.58
    コスト 全体 販売手数料率の1/5+信託報酬率
    販売手数料率 取扱い時の最低販売金額での料率
    信託報酬率 実質的な信託報酬率の上限
    リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
  • 投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン

    残高加重平均値 リスク(%) リターン(%)
    19.48 -0.58
    リスク 過去5年間の月次リターンの標準偏差(年率換算)
    リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
★投資信託預り残高上位20銘柄の一覧2022年03月末時点
No 銘柄名 コスト(%) リスク(%) リターン(%)
1 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 2.26 20.07 4.24
2 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(健次) 3.08 15.96 10.14
3 eMAXIS日経225インデックス 0.44 16.43 9.65
4 米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジあり(エネルギー・ラッシュ) 2.77 38.76 -2.39
5 次世代米国代表株ファンド(為替ヘッジあり)(メジャー・リーダー(ヘッジあり)) 2.26 15.65 11.51
6 MHAM新興成長株オープン(J-フロンティア) 2.53 23.72 13.95
7 次世代米国代表株ファンド(メジャー・リーダー) 2.26 16.83 15.14
8 eMAXIS TOPIXインデックス 0.44 14.67 7.17
9 トレンド・アロケーション・オープン 1.62 7.83 -0.80
10 米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし(エネルギー・ラッシュ) 2.77 39.76 0.22

設定後5年以上経過している投資信託※の残高上位20銘柄を対象とします。(当社においては、2022年3月末時点で10銘柄が対象となります。)
※DC専用投信、ファンドラップ専用投信、ETF、上場REIT、公社債投信、私募投信、外貨建て投信は除きます。

  • 投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン

    残高加重平均値 コスト(%) リターン(%)
    2.24 4.48
    コスト 全体 販売手数料率の1/5+信託報酬率
    販売手数料率 取扱い時の最低販売金額での料率
    信託報酬率 実質的な信託報酬率の上限
    リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
  • 投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン

    残高加重平均値 リスク(%) リターン(%)
    20.11 4.48
    リスク 過去5年間の月次リターンの標準偏差(年率換算)
    リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
★投資信託預り残高上位20銘柄の一覧2023年03月末時点
No 銘柄名 コスト(%) リスク(%) リターン(%)
1 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 2.26 21.39 1.92
2 eMAXIS日経225インデックス 0.44 17.05 7.17
3 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(健次) 3.08 16.30 10.59
4 米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジあり(エネルギー・ラッシュ) 2.77 38.78 0.24
5 eMAXIS TOPIXインデックス 0.44 15.07 5.24
6 MHAM新興成長株オープン(J-フロンティア) 2.53 24.55 4.67
7 次世代米国代表株ファンド(為替ヘッジあり)(メジャー・リーダー(ヘッジあり)) 2.26 18.11 4.68
8 次世代米国代表株ファンド(メジャー・リーダー) 2.26 18.58 11.39
9 トレンド・アロケーション・オープン 1.62 7.76 -3.52
10 米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし(エネルギー・ラッシュ) 2.77 39.37 6.19

設定後5年以上経過している投資信託※の残高上位20銘柄を対象とします。(当社においては、2023年3月末時点で10銘柄が対象となります。)
※DC専用投信、ファンドラップ専用投信、ETF、上場REIT、公社債投信、私募投信、外貨建て投信は除きます。

  • 投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン

    残高加重平均値 コスト(%) リターン(%)
    2.22 2.30
    コスト 全体 販売手数料率の1/5+信託報酬率
    販売手数料率 取扱い時の最低販売金額での料率
    信託報酬率 実質的な信託報酬率の上限
    リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
  • 投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン

    残高加重平均値 リスク(%) リターン(%)
    21.28 2.30
    リスク 過去5年間の月次リターンの標準偏差(年率換算)
    リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)

令和5年6月30日
大万証券株式会社